私たちの身の回りにはたくさんの小さな危険があります。それを見逃すと重大事故につながります。とくに危険予測や危険回避の行動を自ら行うことが難しい乳幼児は、事故の被害に遭いやすいので注意が必要です。実際に、厚生労働省の人口動態統計を見ても、過去50年間1歳から14歳の死因として交通事故も含めた「不慮の事故」が1位となっています。家庭内の事故では主に落下(階段・ベランダなど) 転倒 誤飲 おぼれ やけど はさまれ などがあります。外ではエスカレーター・エレベーターでの事故や公園遊具などによる事故・熱中症や花火によるやけどもあります。好奇心旺盛な子どもたちが事故に巻き込まれることなくあんぜんに過ごせるよう、成長に応じた対策を講じることが大切です。ここでは子どもの事故防止の内容だけでなく、大人も同様に家の中、外でそれぞれに注意すべきことを紹介します。