週刊スパ!扶桑社 4月6日号 3月30日発売 の
特集記事で「巨大地震が日本を襲う!」があります。
ここに私のコメントが掲載されています。
20世紀は戦争の世紀、21世紀は災害の世紀と言われるように海外でも国内でも相次いで災害が発生しています。そして、地球温暖化の影響もあって災害の規模が巨大化しています。
当たり前のことですが、地球は動いています。地球の内部のマントル物質が海溝から吹き出て海水で冷やされて新しいプレートを作っています。新しいプレートの誕生とともに押し出されるようにプレートは年に数センチから数十センチ動いてやがて海嶺にもぐります。(日本の太平洋側に日本海嶺とトラフがあります。)ハワイが乗っているプレートも年に数センチ動いて毎年日本に少しづつ近づいています。
伊豆半島もプレートに乗って移動してきて、やがて日本にくっつき今の地形になっています。
世界に十数枚あるプレートのうち日本の下には4枚ものプレートがあります。
プレートは動いていますからお互いに押し合い、引っ張られながら潜り込んでいるプレートにひずみが溜まります。このひずみが限界に達したときに跳ね返る力が地震です。
このように、日本はもともと地震が発生しやすい国土であり、日本周辺では毎年2000回以上の有感地震を記録しています。それに加えて巨大地震発生の切迫性が指摘されているため、防災の必要性、重要性は今更言うまでもないことです。
Xデーは誰にもわからず、発生までにどれだけの猶予が残されているかわかりません。でも今から始めれば間に合うという希望をもって、できるだけの対策をして向かい合いたいものです。
ある日突然に襲われるものだからこそ、被害は大きくなります。事前に心構えや備えをして自己防衛策を講じておくことで命を守ることができます。
防災はよくわからない、それだけで関心を持たずにいることなく、毎日を豊かに楽しく暮らすためにも、ここらへんで真剣に防災を考えたいものです。